活動内容

タクシーの日(8月5日)

 大正元年8月5日、現在の東京・有楽町に「タクシー自働車株式会社」がタクシーメーターを装着したT型フォード6台で営業を始めました。我が国にタクシーが誕生したときとされ、8月5日が「タクシーの日」となりました。
 ハイヤー・タクシーの全国団体である一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会が平成元年に8月5日を全国統一の「タクシーの日」と定め、利用者の理解浸透のため、毎年、各地でキャンペーンを行っています。
 社団法人宮城県タクシー協会でも全国統一「タクシーの日」にあわせ、街頭でうちわや風船を配ったり、病院等に車椅子を贈呈したりという活動を実施しています。
 独立行政法人自動車事故対策機構仙台主管支所を通じた交通遺児育成のための寄付も行っています。
 平成24年は「タクシー生誕100周年」に当たり、全国的に感謝キャンペーンが展開され、宮城県におきましても仙台地区を中心にイベント等を実施しました。

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タクシー防災レポート車

 災害時に現場の情報をいかに早く正確に伝えるか――。タクシーは昼夜を問わず、街中を走る公共交通機関であり、現場の第一目撃者となる可能性が高い存在です。宮城県タクシー業界として災害時に少しでもお役に立つようにと、平成8年に報道機関と連携して「タクシー防災レポート車」を登場させました。
 平成23年3月11日の東日本大震災は、大きな災害時にどう現場情報を伝えていけるか、レポートのあり方を考えさせるものとなりました。
現在、TBC(東北放送)と連携して、県内26社・84人の体制でタクシー防災レポート車が走り、いざというときに県民・市民の安全確保に役立つ情報提供ができるよう備えています。年1回、レポ-ター研修会を開催しています。
 日常は、平日午後、TBCラジオの番組中で「タクシー街角レポーター」として各地域のレポーターが交代で登場、いざという時に備えて訓練も兼ね、現場の状況をお伝えしています。

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語り部タクシー

語り部タクシーロゴ

語り部タクシー研修風景

 平成23年3月11日に発生した東日本大震災は宮城県沖を震源地にマグニチュード9.0という非常に大きな規模の地震で、大津波が発生、宮城県や岩手県、福島県をはじめとして広い地域に甚大な被害をもたらしました。特に、沿岸部では多くの死者・行方不明者、家屋の流失・損壊等、「千年に一度」ともいわれる大災害となり、また福島第一原発事故発生により深刻な事態を招くこととなりました。
 被災地は復旧・復興へと少しずつ歩みを進めていますが、今回の震災の経験を風化させることなく、将来へ語り継ぐ意味あいで取り組みが始まったのが「語り部タクシー」です。
 仙台地区では平成24年秋ごろから、自らも被災した乗務員が被災地を訪れる方々を現地案内する姿がテレビなどで報道され、「語り部タクシー」として知られるようになりました。宮城県タクシー協会仙台地区総支部では「語り部タクシープロジェクト」を編成し、地元業界全体で取り組んでいます。
 松島地区や石巻地区、気仙沼地区等でも「復興応援コース」等それぞれの状況に応じて同様の取り組みが行われています。
 「語り部タクシー」は震災の経験を後世に語り継ぐとともに、復旧・復興へつなげるメニューの一つとして位置づけられており、被災された方々の心情を考慮しながら適切に取り組んでまいります。

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